事業紹介
SERVICE
もったいない繊維・災害用衛生用品・災害用毛布・業務用毛布
SERVICE
これまで難しかった反毛綿(はんもうわた)から生地へのリサイクルの実用化を可能にいたしました。
いらなくなった毛布・制服・軍手・製造工程で生ずる端材など、あらゆる繊維を、紡績にかけられるレベルの高品質な反毛綿(繊維原料)に加工することにより、再度、同種の原料として使用することができます。
毛布への再生など起毛が必要な製品の再生も可能になりました。
たとえば、貴社のいらなくなった制服から災害備蓄用の毛布への再生など、産廃費用を削減しながら、SDGsやESGの環境保全へのアプローチに「繊維の再生」を活用することができます。
いらなくなった繊維を無数の針で引っ搔いてバラして綿(わた)にすることを反毛(はんもう)、出来た綿を反毛綿(はんもうわた)と言います。
従来の反毛綿は、反毛することで繊維の長さが短くなり、元の状態よりも品質が下がってしまうため、糸に加工することが難しく、用途が限られていました(フェルト・芯地・太糸の軍手など)。
当社の最新設備では、化学繊維や天然繊維、混紡繊維など、どんな繊維でも細かく分解されて、リサイクルされた反毛原綿として生まれ変わります。
当社では、生地に出来るレベルの高品質な反毛綿を「もったいない繊維」とネーミングし、商標登録を出願中です。
もったいない繊維(反毛綿)から糸へ、糸から生地へ、そしてリサイクル繊維製品へと生まれ変わります。
不要な毛布・軍手等を反毛綿へ。この後、反毛綿→糸→生地→再製品化
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「もったいない繊維」の加工賃300円~/kg(運送費別)※製品種別により異なります。
製造工程で生ずるロット端材&作業くずの再原料化(タイヤコード・アラミドメタ系等の合繊系)
従来の反毛の技術は、針で引っ搔く前に、縦にも横にも繊維を細かく裁断します。そして、いくつもの工程を経るため、そのたびに繊維が損傷しますし、工程ごとに繊維くずが大量に発生します。繊維長も元より短くなります。
当社の次世代の反毛では、工程数を減らしたことにより、繊維の損傷を抑えました。
繊維の開繊度が高いため、繊維の細かさは従来の倍以上でバージン原料と見間違うほどの高品質な反毛綿が出来上がります。
裁断するのではなく、引き裂くことにより、繊維長を従来品より長く残すことができ、強度も風合いもアップしました。
これまで反毛には5台の機械が必要でしたが、連結した1台で可能になったため、繊維くずが激減し、原料を無駄なく使用できます。
例えばTシャツ生地を作るための糸は、とても細いですが、従来の反毛綿は細い糸にすることが出来ませんでした。
細い糸を作るには「空気精紡」という高速回転する機械が必要なのですが、従来の反毛綿は繊維長が短く、繊維自体の波型波形(クリンプ)も伸びきってしまっているため、空気精紡にかけることが出来ません。
しかし当社の反毛技術で製造した反毛綿は空気精紡にかけることが可能なため、糸にすることができ、これまで不可能だったTシャツtoTシャツのような高度なリサイクルも可能になりました。
反毛綿とバージン原料とを相応しい割合でブレンドして紡績し、糸の撚回数や番手を変えることで、バージン繊維製品とほぼ同等のクオリティが可能です。
気持ち良く使っていただきたいから、当社ではリサイクル前にクリーニングを自社工場で行います。
地球環境に優しい電解水衛生環境システムのクリーニングを採用しています。
洗浄力&除菌力、W 効果の「電解水」を使用。まず「アルカリ性電解水」で、細菌の温床や臭いの元となるたんぱく質・油脂汚れを分離分解、そして「酸性電解水」で菌を除去します。
貴社の繊維製品を捨てずに再生させることで、「ゴミの排出削減」「CO2の排出削減」「省資源」「省エネルギー」などの環境保全につながります。
産廃費用を削減しながら、貴社の企業価値を高める取り組みでもあるSDGsやESGの環境問題へのアプローチに「繊維の再生」を活用することができます。
反毛綿への再生過程では、化学薬品をほとんど使いません。また最新設備により従来に比べ工程数が減るため、エネルギー消費が抑えられます。
当社では再生可能エネルギー(CO2排出ゼロ)を100%使用しているため、地球環境に優しいリサイクルが可能です。
不要になった繊維類回収量 | 1250kg |
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ロス率 | 5% |
もったいない繊維生産量 | 1,191.3kg |
A:再生せずに焼却した場合のCO2排出量 | 1,876.9kg |
B:新規に原料からフェルトを製造した場合のCO2排出量 | 4,230.0kg |
C:繊維再生時のロス焼却にかかるCO2排出量 | 88.2kg |
CO2削減効果(A+B-C) | 6,018.7kg |
※2023年10月~2024年1月の実績を元にした丸竹コーポレーション独自の試算による。
※丸竹コーポレーションでは、100%再生可能エネルギー由来の電力を使用しているため、繊維再生時のCO2排出量を考慮していない。
当社の製造工程では100%再生可能エネルギー由来の電力を使用しています。
すでに実績があるのが、保存期間が終わった災害用備蓄毛布を同種の毛布へ再生、大手ガス会社の通電しない軍手を同種の軍手へ再生、アパレル会社の不要になったスーツを災害用備蓄毛布へ再生、大手飲食店のユニフォームを同種のユニフォームへ再生などです。
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欧州委員会は2020年3月、「持続可能な循環型繊維戦略 (EU Strategy for Sustainable and Circular Textiles)」を策定。
2030年までにEU域内で販売される繊維製品を、耐久性があり、リサイクル可能で、リサイクル済み繊維を大幅に使用し、危険な物質を含まず、労働者の権利などの社会権や環境に配慮したものにするという目標を掲げています。
経済産業省も令和5年11月のレポートで、「我が国の繊維産業が、引き続き、国際競争力を維持し続けるためには、欧州等における環境配慮や繊維リサイクルに適合した取組を支援しつつ、我が国が世界に先駆け繊維リサイクルシステムを構築し、欧州等のルール形成にも貢献していくことが重要」と述べています。
このように日本でもサステナビリティ推進の動きが高まっています。
当社は最新の反毛技術で、繊維製品の資源循環に貢献してまいります。
毛布/衣類※/軍手など
タイヤコード
アクリル
ビニロン
アラミド繊維
不要になった衣類全般(汚れがひどいものや濡れたものは除く)(例)スーツ、作業服、ニット(セーター、ベスト、カーディガン)等
衣類以外のもの (例)鞄、靴、ベルト、ぬいぐるみ、おもちゃ、ハンガー、綿製品等 リサイクルに適さないもの (例)ナイロン・ビニール及びレザー(皮革・合成皮革)素材のもの、ダウンの衣類(コート、ベスト等) リサイクル設備の使用上、リサイクルできないもの (例)中綿のコート類、カーペット類、布団、枕 等
状況に応じて、個別に対応いたします。お問い合わせください。
ベール梱包のみでも受注いたします。ベール梱包を行うことにより、省スペース化、輸送コスト削減が可能になります。
品質重視の姿勢をお約束し、顧客満足を実現させる仕組みを構築しています。
自社の活動による環境への負荷を継続的に低減させる仕組みを構築しています。
事故や災害、感染症等のリスクに対し、いち早く事業を復旧する仕組みを構築しています。
太陽光発電を導入し、真空パック工場・クリーニング工場・酸性電解水の電力は100%太陽光発電を使用しています。
障害者優先調達推進法の適合工場で製造しているため、本商品をご購入いただくことで、障害者の方の雇用促進にもつながります。
私たちは経営理念である「お客様の満足」「従業員の幸せ」「社会貢献」の三方良しの実現のもと、事業活動を通じてESGやSDGsに取り組み、持続可能な未来の実現に貢献してまいります。
取り組みについて詳しくはこちら
本社及び工場では100%再生可能エネルギー由来の電力を使用しています。